日本語を勉強しようと思ったきっかけ
私の日本語学習への道のりは案外と2020年ドイツ語から始まった。2021年にドイツ語のA2レベルまで到達し、入学のとき、ドイツ語を続けるか、日本語に切り替えるかという二つの選択肢がありました。ドイツ語はすでにかなり上達していたので、私は新しい言語習得に挑戦することにし、日本語を選んた。日本語は課外科目として開講されていた上、パンデミック時の閉鎖的な状況を考えると、普段の勉強以外のことに取り組みたいという気持ちが強かったため、日本語学習を新しく始めた。新しい言語を学習し始めることは、コロナ禍においては時間を生産的に使う方法だった。
そこで初めてひらがな、カタカナ、漢字を知るなど、日本語学習を始めた当初はとても楽しく学んでいた。大学の日本語教師が、日本語の基礎から指導し、N5レベルに到達するまでの準備を手伝ってくれた。残念なことに、その先生が退職してしまったため、N4レベルの指導を受講し続けることができなくなってしまった。そんなとき、ASIA to JAPANの関連団体で、インドで無料で日本語を学べる「ひらめき」の存在を知りました。無料で日本語の勉強を続けられる機会を逃すのはもったいないと感じ、「ひらめき」で日本語勉強を継続することにした。
日本語学習のモチベーションを保つ方法
モチベーションを維持できた理由のひとつは、素晴らしい日本語教師の方々に恵まれたことです。日本語の授業はどれも楽しく、魅力的なものだった。常に新しいことを学ぶことができ、言語には驚かされることばかりだった。常に何か興味をそそるものがあり、心を揺さぶられる。この絶え間ない目新しさが、私が日本語を学び続けるモチベーションを保ってくれた。さらに、複雑な漢字、独特な文の構造、日本語に込められた文化的なニュアンスなどの日本語そのものの複雑性と美しさも大きなモチベーションとなった。もうひとつの大きな動機付けは、言語を学ぶことで日本文化に没入することができたことです。日本の文化、伝統、社会規範を理解することは、私の言語学習体験に深みを与えてくれたと思っています。私にとって日本語学習とは単に文法や語彙をマスターすることではなく、自分とは全く異なる豊かでユニークな文化を理解することだった。
初めて日本を訪れたときに衝撃を受けたこと
日本で最も印象的だったことのひとつは、治安の良さです。夜歩いても驚くほど安全だと感じた。日本企業との採用面接期間中、書類を印刷したり、他の仕事で夜中の3時や4時に会社に行かなければならない場面がよくあった。私は女性ですが、人通りの少ない小さな道でも日本では危険を感じることはなかった。私の母国では、治安があまりよくないため、日本の治安の良さは対照的だった。さらに、日本の人々が仕事に対して驚くほど几帳面で、いつも時間通りに仕事を終わらせていることに気が付いた。私は、日本のこの時間厳守とコミットメントの高さに感銘を受けたが、これは私の母国ではいつも見られるものではありません。もうひとつ印象的だったのは、日本の公共スペースの清潔さと整理整頓の度合いです。日本では、道路から公共交通機関に至るまで、すべてが細心の注意を払ってきれいに維持されているように見えた。公共スペースの維持管理における細部への配慮は実に印象的で、日本全体的な安全性と快適性を高めていると思った。
好きな日本食とアニメ
一番好きな日本食はおにぎりです。そばも食べたことがあり、おいしいと思いますが、おにぎりが一番です。おにぎりのシンプルさと万能性には、信じられないほどの満足感があると思います。お寿司はあまり食べる機会がないですが、食べてみたいと感じた。おにぎりは具のバリエーションが豊富で、(簡単に持ち運べるなど)便利な食事なので、一日中いつでも食べられる完璧なメニューだと思った。
好きなアニメは「進撃の巨人」だ。私は自分をオタクだとは思わないが、日本のドラマを見るのは好きです。特に日本企業との採用面接の数日前には、アニメの存在にとても助けられた。日本のドラマのフレーズが心に残り、私を応援してくれたため、面接でよいパフォーマンスができたと思います。日本のドラマは私を楽しませてくれただけでなく、私の日本語力向上にも大いに役立った。会話や面接で役に立つフレーズや表現をアニメから学ぶこともできた。
役に立ったポッドキャスト
ポッドキャストは、日本語授業を受講しているときにとても手助けになった。日本に関するポッドキャストを聞くことは、日本文化を理解したり、新しい日本語のフレーズを学んだりすることに役立った。これらのポッドキャストは、日本の社会や日本語について、私により深い洞察を与えてくれ、私の日本語学習にとって重要な存在だった。 JapanesePodとNoriko-Senseiが私のお気に入りです。JapanesePodは英語でも配信されているので特に気に入っている。イギリス出身の先生と日本語ネイティブの先生がいて、いろいろなトピックについて話してくれます。日本語と英語の両方でトランスクリプトを提供してくれるので、日本語学習者には非常に有益だと思う。これらのポッドキャストは、日常会話から文化的な洞察まで幅広いトピックをカバーしており、総合的な学習コンテンツとなっている。
これらのポッドキャストのもう一つの素晴らしい点は、その利便性だ。通勤中でも、運動中でも、家事をしているときでも、外出先でもポッドキャストを聴くことができる。そのため、言語学習を毎日のルーティンに組み込むことが簡単にできた。また、ネイティブスピーカーの音声を聞くことで、日本語の自然なリズムやイントネーションに慣れることができた。
もし過去に戻れるとしたら、日本語を勉強する際に取りたい、違うアプローチ方法
もし過去に戻れるとしたら、日本語を勉強する際に違うアプローチを取ると思う。日本的な考え方を学ぶことを、日々の勉強に取り入れていればよかったと今は考えているからだ。また、授業中に自分が何も知らないと感じることを避けるため、授業の前にもっと日本語の復習をしておけばよかったと考えている。インターンシップ、大学での勉強、そして日本語の勉強を両立させるのは大変なことで、私はしばしば遅れをとっていた。
言語を学ぶには一貫した学習が重要だと私は考える。どんなに遅れをとってしまったとしても、授業に出席し、教材に取り組むことはとても重要なことだ。途中で諦めてしまうと、遅れを取り戻すのがとてつもなく難しくなってしまうからだ。試験前夜に詰め込むことができる科目とは異なり、語学学習は継続的な練習と言語への没入が必要なのだ。今思えば、どんなに忙しくても、毎日決まった時間を日本語の勉強に充てていればよかったと後悔している。達成可能な小さな目標を設定し、学んだことを毎日継続的に復習すれば、日本語学習をより定着させることができただろう。さらに、留学や語学学習プログラムに参加したり、一緒に言語を話す練習をするランゲージ・パートナーを見つけたりすれば、日本語習得を加速させることができたとも考えている。
面接の準備はどのようにしましたか?
面接の準備は困難を伴うプロセスだった。私の友人たちはとでも素晴らしく、私の面接での受け答えの準備や模擬面接を手伝ってくれた。面接まであまり時間がなかったにもかかわらず、入念に準備をできたため、面接を円滑に進めることができた。私は、日本企業2社の面接を受けた。面接前は自信がなかったが、1回目の面接で自分に少し自信がついた。実際の面接では、模擬面接よりも技術的な質問が多く、それらの質問に答えることはかなり緊張した。しかし、二次面接の前に数日間日本に滞在し続けたことで、日本語がかなり上達し、面接では良い結果を出すことができた。
私の面接準備で効果的だったのは、面接で想定される質問と答えを練習することだった。模擬面接を行い、建設的なフィードバックを与えてくれた友人たちは、この点で重要な役割を果たしてくれた。彼らのおかげで、自分の面接での受け答えに磨きをかけ、自分に自信をつけることができた。さらに、二次面接の数日前から日本に滞在したことで、面接に集中できるマインドセットを得られ、より良いパフォーマンスができたと思う。
私は、面接の中で自分の技術的なプロジェクトを日本語で明確に説明できるように心がけた。
日本での就職を目指す学生に向けたアドバイス
日本就職を目指す学生へのアドバイスは、FAST OFFER Internationalのようなプログラムを活用することだ。FAST OFFER Internationalは外国出身者の日本就職活動を効率化してくれる素晴らしいサービスだ。私の場合、FAST OFFER Internationalでの日本就職に向けた手続きは驚くほど円滑に進み、2~3カ月しかかからなかった。日本就職を叶えるまで1年以上待つことも覚悟していたのですが、プロセスががきちんと整理されていたので、あとは入念に準備をして採用面接に臨むだけだった。
まず、FAST OFFER Internationalのオームページから申し込んだ。次に、日本語学習を一貫いて行うことが必要だと思う。しかし、日本語のスキルだけでは日本で仕事を得ることができないことを忘れないでください。あなたの課外活動や過去の経験も日本で職を得るためには重要だ。なぜなら、面接の質疑応答は、あなたの過去の課外活動や経験に裏打ちされたものでなければならないためである。そして一貫して授業に出席し、日本語を学習することが重要だ。加えて、充実したレジュメを作ることも重要だと思う。課外活動やボランティア活動など、履歴書に付加価値を与えるような経験をたくさんするべきだと思う。面接官はあなたの日本語力だけでなく、あなたの総合的な人柄や経験にも興味を持っているからだ。面接での受け答えにも、あなたのアピールしたい経験が反映されるように入念に面接準備をしてください。