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タイの大学ランキング|優秀なタイ人材を採用するためにチェックするべき大学とは?

タイの大学ランキング

目次

外国人材を採用する際には多くの要素を検討する必要がありますが、大学ランキングの順位や就職事情はその中の重要な要素となります。
この記事では、タイ学生の大学の選び方、タイで人気の大学、タイの大学ランキング、タイの就職事情について解説します。

 

【タイ学生の大学の選び方】

タイには、国立大学や私立大学など多くの大学があります。タイの学生は大学選びの際には、様々な要素を考慮しますが、教育の質が一番重要な要素だと考えています。トップランクの大学であれば、科学、工学、経済学、文学、医学などの分野で優れた教育を提供しているため、多くの学生が第一志望とします。また、トップランクの大学に進学することは良い就職の機会を得ることにも直結しており、就活では「〇〇大学、××大学」の生徒しか面接に応募できない場合もあります。多くの会社では大学の名前を一番目にすると言っても過言ではありません。

そして、自分の将来のキャリアに合った専攻を選ぶことも重要です。トップランクの大学と言っても、全ての分野の教育を提供しているとは限りません。例えば、アニメーション制作に興味がある場合、アニメーション制作の専攻を持っている大学やアニメーション制作に必要な専門的な設備やソフトウェアを提供している大学を選ぶことが最も重要です。これにより、アニメーション制作に必要なスキルや知識を学ぶことができ、実践的な経験を積むこともできます。

 

【タイで人気の大学】

タイでは学部によって人気な大学が異なりますが、学生が第一志望とするのは国立大学です。チュラーロンコン大学(Chulalongkorn University)、タマサート大学(Thammasat University)、マヒドン大学(Mahidol University)、チェンマイ大学(Chiang Mai University)、カセサート大学(Kasetsart University)、キングモンクット工科大学(King Mongkut’s Institute)などが国立総合大学の名門です。理系の学生はこの6つの大学以外にもコンケン大学(Khonkaen University)、シーナカリンウィロート大学(Srinakarin University)などを選びます。私立大学ではバンコク大学(Bangkok University)、ランシット大学(Rangsit University)、スィーパトゥム大学(Sripatum University)が名門とされています。

 

【タイの大学ランキング表】

タイ国内では、公式な大学ランキングがありませんが、QS World University Rankingでは数のあるタイの大学が載せられています。トップランクの大学としては、チュラロンコン大学(Chulalongkorn University)、マヒドン大学(Mahidol University)、タマサート大学(Thammasat University)などが挙げられます。

 

タイトップ大学の、QS大学ランキング、THE大学ランキング順

 

 

name QS World University Rankings (2022) Times Higher Education World University
Rankings (2022)
チュラーロンコン大学 Chulalongkorn University 215 801-1005
マヒドン大学 Mahidol University =255 801-1005
タマサート大学 Thammasat University 601-650 1201-1500
キングモンクット工科大学 King Mongkut’s Institute 801-1000 801-1005
チェンマイ大学 Chiang Mai University 601-650 1001-1200
コンケン大学 Khonkaen University 801-1000 1201-1500
カセサート大学 Kasetsart University 801-1000 1500+

 

ASIA to JAPANではタイ名門大学である、チュラーロンコン大学(Chulalongkorn University)、マヒドン大学(Mahidol University)、キングモンクット工科大学(King Mongkut’s Institute)、チェンマイ大学(Chiang Mai University)、コンケン大学(Khonkaen University)、シラパコーン大学(Silpakorn University)の理系学生を対象に「日本語研修プログラム」を通して無料の日本語授業を提供し、日本就職のサポートをしています。

 

【タイの就職事情】

タイと日本の就職事情には明らかな違いがあります。タイには、「年功序例」という考えはあまりなく、賃金は年齢によらず、役職や遂行能力によって決まります。また、ほとんどのタイ人は一生同じ会社で働くことはありません。なぜかというと、前の会社を辞める時は実務経験のある人とみなされることが多いので、次の会社で働き始める時に給料が高くなることがあるためです。これにより、「終身雇用」という概念はあまりないと言えます。また、日本では新卒を採用する「一括採用」が一般的であるのに対し、タイでは時期を問わずに「通年採用」といった形式で採用活動がそれぞれの会社によって行われています。

 

【まとめ】 

 タイの学生は大学を選ぶ際には、教育の質と自分の将来のキャリアに合った専攻があるかどうかという要素を考慮することが非常に重要です。トップランクの大学は優れた教育を提供しており、良い就職先を得られる可能性が高いため、多くの学生が第一志望とします。トップランクの大学としては、チュラロンコン大学(Chulalongkorn University)、マヒドン大学(Mahidol University)、タマサート大学(Thammasat University)などが挙げられます。

タイの就職事情は、日本とはかなり異なります。「年功序例」などのシステムがないため、賃金は年齢によらず、役職や遂行能力によって決定されます。また、「終身雇用」や「一括採用」といった形式がないため、基本給を高めるために時期を問わずに転職するのはタイで一般的なことです。

ASIA to JAPANでは、タイの名門大学から日本語が話せる理系学生を集客した面接会イベントを毎月開催しています。

 

【参考資料】

QS World University Rankings 2022: Top Global Universities | Top Universities

World University Rankings 2023 | Times Higher Education (THE)

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