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インドネシア大学日本語講師が語る、インドネシアの基礎情報&日本への印象

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2019年8月21日、ASIAtoJAPANはセミナーを開催。「インドネシアの学生は日本企業をどう見ているのか?」をテーマに、インドネシア大学(University of Indonesia/UI)人文科学部日本学科の講師、ヒマワン先生にお話をいただいた。前後編に分けて、プレゼンテーションの一部を紹介する。前編では、インドネシアの基礎情報と、日本との関わりについて見ていこう。

 

 

インドネシアの人口は世界第4位、2億4700万人の人々が生活している。公用語はインドネシア語だが、約350もの言語が話されている多言語国家でもある。国民の87%がイスラム教を信仰しており、ヒマワン先生によると「身分証に宗教が記載されている」とのこと。そのくらいインドネシア人にとって、宗教は当たり前の存在だ。

 

1人あたりのGDPは世界106位だが、今後もインドネシアの人口は増加すると予測され、2035年には3億人に達する見込みとなっている。さらにそのうちの生産年齢人口が6割以上とされており、今後の経済発展が期待できる国と言えるだろう。

 

 

教育システムは日本と同じように、小学校に6年間、中学校に3年間、高校に3年間(もしくは専門学校3〜4年間)、大学に4年間(もしくは専門学校2〜3年間)通う。小中学校の9年間が義務教育である点も日本と同じだが、高校から先に進学する人は27.9%と少数。インドネシアで大学に行ける人は限られているのが現状だ。

 

 

日本とインドネシアの関係については「とても友好」とヒマワン先生。インドネシアでは毎年「JAK JAPAN祭り(上記画像)」などの日本をテーマにしたイベントが開催されており、今年8月にインドネシア大学で行われた「JAPAN文化祭」の来場者はなんと4万人以上。2018年には両国の国交60周年を迎え、「インドネシアではかなり盛り上がった」そうだ。

 

そもそもインドネシアは世界的に見ても日本語教育が盛んな国。日本語学習者数は中国語に次ぎ第2位、日本語教育機関数は韓国語に次ぎ第2位、日本語教師の数は中国語、韓国語に次ぎ第3位となっている。中学・高校の中には第二外国語として日本語を教える学校が多数あり、現に日本語学習者の94%は中高生の時に日本語を学習している。「だからレベルはそんなに高くないです」とヒマワン先生は言うが、日本語への素地があるのは日本企業にとって大きな魅力だろう。

 

日本語教育機関数は2000年代に増えており、その背景にはインドネシアの若者の日本文化への関心があるという。『ドラえもん』などのアニメや漫画に興味を持ったことが日本語を学ぶきっかけとなっており、また、インドネシア国内に日系企業が多いことから、「就職に有利だから親に認めてもらいやすい」ことも学生の日本語学習を後押ししている。なお、JETROの調査によると、2019年時点で1574社の日系企業がインドネシアに進出している。

 

 

インドネシアの日本へのイメージは上記の通り。ポジティブな印象が強く、ヒマワン先生いわく「日本はどんな国?と聞けば大抵のインドネシア人は答えられる」のだそうだ。

 

>>後編はこちら

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