漢陽大学の基本情報
漢陽大学(Hanyang University)は1939年に設立された私立の研究大学である。韓国最難関大学であるソウル大学、高麗大学、延世大学(SKY)に次ぐ『서성한(ソソンハン)』と呼ばれる大学群に属する。キャンパスはソウルとアンサンの2箇所にあり、留学生約4000人を含む約37000人が2つのキャンパスで学んでいる。
漢陽大学は理系の学部、特に工学部が有名な大学ではあるが、総合大学として経営学部や社会学部、音楽学部などを含む25の学部・学科を有している。
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漢陽大学の特色
漢陽大学の特徴の一つは、研究とイノベーション教育に力を入れていることである。大学には、バイオテクノロジーやナノテクノロジー、再生可能エネルギー、ITなど、幅広い分野に特化した数多くの研究機関や研究センターが設置されている。実施される研究プロジェクトは、単一の学部や学科で完結するのではなく、複数の学部や学科を横断したプロジェクトとなっているのが特徴である。
研究とイノベーションに力を入れている漢陽大学では、機械工学部や電気・電子工学部など、工学部の教育・研究が国内外で特に高い評価を得ている。同校では実践的な教育に重点が置かれ、大学での研究活動や企業との共同研究など、実際の現場で学ぶ機会が多く用意され、学生は大学生活を通して実践的なスキルを身につけることができる。そのためエンジニアを目指す高校生、そして優秀なエンジニア学生を採用したい企業に人気がある。
また、4000人の留学生が漢陽大学で学んでいることからも分かるように、国際化にも力を入れており、世界70カ国、800以上の大学や機関と提携・協力関係を結んでいる。大学は学生に対して、交換留学や、海外の大学とのデュアルディグリープログラム、短期留学など、国際感覚を養い世界で戦う力を育むためのプログラムを数多く提供している。さらに、漢陽大学には外国籍の教師陣も多数在籍しており、英語での授業も提供されている。
そして、漢陽大学は社会的責任と地域社会への参加に強くコミットしていることでも知られている。グリーンキャンパスプロジェクト、自転車シェアリングプログラム、太陽光発電所など、持続可能性の促進を目的としたさまざまな活動に取り組んでいる。加えて、学生が地域社会と関わり社会に良い影響を与えることができるよう、ボランティアや社会奉仕のプログラムも数多く提供している。
漢陽大学の韓国での評価
漢陽大学は、韓国でSKYに続く、トップクラスの大学のひとつとして評価されている。国内の大学ランキングでは常に上位にランクされ、研究・教育ともに高く評価されている。技術・工学教育においては、韓国国内でリーダーとしての地位を確立し、高い技術を持つ卒業生を輩出することで高い評価を得ている。
漢陽大学生の就職先
漢陽大学の学生の就職率は韓国国内でもトップクラス。SKYと同レベルの韓国大手企業に就職する学生が多い。大学には専門のキャリア開発センターがあり、学生に卒業後の就職を支援するための様々なリソースやサービスを提供している。センター主催のキャリアフェアやネットワーキングイベントも開催される。
漢陽大学(Hanyang University) のプロフィール
基本情報のまとめ
国/地域 | 韓国 | |
立地 | ソウル特別市城東 | |
学部 |
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学生数 | 約37000人 | |
合格率 | 約4% | |
大学ランキング | Times Higher Education(THE)World University Rankings2023 | 401-500位 |
THE Asia University Rankings2022 | 47位 | |
QS World University Ranking 2023 | 157位 | |
QS Asia 2023 | 24位 |
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