KAISTの基本情報
韓国科学技術院(KAIST, カイスト)は1981年に設立された公立大学である。KAISTは韓国の工業化を推進する高度な科学者やエンジニアを育成する目的で設立された韓国科学院(KAIS)と韓国科学技術研究所が統合されて設立された。韓国国内で理工系トップ大学として考えられており、総合大学トップのソウル大学と同格の大学として認知されている。大学の歴史は他の大学と比較して浅いが、国内だけでなく、アジアそして世界で権威のある大学として考えられている。合格率は2割以下で入学は困難。学生数は10000人を少し上回る程度であり、そのうちの6割は大学院生であり、研究生が多いことが特徴。
KAISTのメインキャンパスは、韓国の大田に位置している。大田は韓国の中心部に位置する都市で、科学技術の研究開発拠点として知られている。大田のキャンパスとは別に、ソウルに経営学部が学ぶキャンパスも存在する。
【韓国】人事のための大学情報まとめ
KAIS Tの特色
大学では、科学技術の研究と教育に重点を置いている。自然科学、工学、ビジネス、など幅広い分野で学部、修士、博士課程のプログラムを提供している。KAISTで教鞭をとる教員は各分野のエキスパートであり、知識とイノベーションの限界を押し上げる研究プロジェクトに積極的に取り組んでいる。
KAISTでは起業家精神と革新的な取り組みに挑戦するマインドセットを育てることにも力が注がれている。大学は、学生や卒業生が設立したスタートアップ企業に資金やアドバイスを提供するKAISTベンチャープラットフォームなど、起業や革新的なことに挑戦するためのリソースや土台を提供している。また、KAIST Starup CompetitionやKAIST Idea Festivalなどのイベントやコンテストを開催し、学生の挑戦を促進している。
KAISTではグローバルな視点に立った教育が行われている。世界中の大学とパートナーシップを結び、学生向けに国際交流プログラムや留学プログラム、そして国際会議等のイベントを開催。さらに、グローバル創造・革新センターやグローバル・グリーン研究所など、グローバルな問題に焦点を当てた研究センターや研究所が設置されている。また、授業は基本的に英語で行われている。
KAISTは様々な分野で強力な研究成果をあげているが、特に工学、自然科学、情報通人技術の分野での成果が高く評価されている。
KAISTの韓国での評価
韓国国内で非常に高い評価を得ており、韓国でトップクラスの大学の一つとして考えられている。科学技術に重点を置いていることで知られており、理工系の分野におけるリーディング機関として広く認知されている。学問の優秀さや研究成果、革新性において高い評価を得ており、入学試験においても高い競争力を誇っている。
KAIST生の就職先
KASITは科学、工学の分野で活躍するための十分な準備を整えた、才能豊かな卒業生を多く輩出することで高い評価を受けている。卒業生は国内外の大手企業から求められ、多くはサムソンやSKハイテクなどの韓国一流のテクノロジー企業に就職したり、起業し自分のビジネスを始める。また、学部生はそのままKAISTの大学院や海外の有名大学の大学院に進学し、自らの専門性を高める選択をする者もいる。
韓国科学技術院(Korea Advanced Institute of Science and Technology) のプロフィール
基本情報のまとめ
国/地域 | 韓国 | |
立地 | 大田広域市儒城区 | |
学部 |
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学生数 | 約10000人 | |
合格率 | 約18% | |
大学ランキング | Times Higher Education(THE)World University Rankings2023 | 91位 |
THE Asia University Rankings2022 | 14位 | |
QS World University Ranking 2023 | 42位 | |
QS Asia 2023 | 8位 |
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