新卒採用におけるこれまでの外国籍人材の方の採用実績について 教えてください
ここ5年ほどでインドネシア人の方で3名、ベトナム人の方で4名の方が入社しました。インドネシア人の1名のみ2023年にFAST OFFERを通じて入社された方で、その方以外は皆さん日本で留学生として勉強されていた方に入社いただきました。流入経路としては、日本の大学内にある留学生の就職サポートの部署からの紹介や、愛知県で開催された外国人採用のジョブフェアを通じて入社いただきました。
今回のFAST OFFERの利用に至った経緯を教えてください
参加を決めた経緯としては、元々日本人向けのスカウト型採用サービスを導入しており毎年数名の採用ができていたのですが、とある知人の方から FAST OFFER なら同じくスカウト型で外国籍人材が採用できるということで紹介いただきました。
そしてASIA to JAPANのスタッフの方たちに愛知県にある兼房本社にお越しいただき、そこで概要を聞いたところ、外国籍で日本語ができる理系の人材が採用できる、ということで一度参加してみようとなり参加に至りました。
その後2023年の12月のイベントに初めて参加し、その際に先述したインドネシアの方を1名採用いたしました。
参加して実際に学生と会ってみた感想はどうでしょうか
今回もたくさんの候補者と面接をしました。やはり優秀な方が多かったなと感じたのと、中国や韓国も技術レベルが年々上がってきている中で、それでも日本で働きたいと思ってくれている方達がまだたくさんいる、ということがわかったのはよかったです。
今回どのような職種での採用を目指していますか
今回は技術系総合職での採用を検討しています。 日本人技術者同様、お客様の要望に応える製品の開発や、最適な生産体制構築を目的とした生産ラインの整備・構築など、幅広い分野で活躍していただきたいと期待しております。
部門からの反対の声はありましたか
これまでにも外国籍人材の採用はしておりましたので、社内からは特に反対の声というのはなかったです。
今後外国籍人材に期待することは ありますか
ダイバーシティという言葉が叫ばれて久しいですが、製造業の実態としては女性社員や管理職はまだまだ少ないかと思います。ましてや外国籍となるとさらに少ないです。そんな中にもっと外国籍の方達に入っていただき、これまでの常識を壊していくような活躍をしていただきたいと思います。
また、外国籍人材を増やすことで社内にグローバル思考を持つ人をさらに増やして行きたいと思います。
入社後、離職対策としてなにか行なっている施策はありますか
一番心掛けているのは“いい意味”で特別扱いしない、ということです。外国籍社員ならではのトラブルなどはしっかりとサポートしつつ、それ以外の部分では日本人と同じように扱うことで社員間で差別をしないようにしています。
実際にベトナム人社員で最近育児休暇を取得された方もいますし、そういった福利厚生なども分け隔てなく受けられる体制を整えています。
その他には、日本人社員と外国籍社員が一緒になり、世界の共通言語である英語の勉強会を定期的に開催することでコミュニケーションを図る施策も行なっています。