香港の就活事情|香港人学生が就職活動で目指す企業とは?

香港学生の就活事情

目次

面積や人口が小さいながらも、世界的なTOP大学が多く集まる香港
そこで学ぶ香港の大学生はどのように就職活動を行い、どのような企業に就職したいのでしょうか?
香港人新卒学生の就活状況について、3つの異なる機関(香港政府、香港大学)が公表している情報をもとに調査しました。

香港人学生の就職活動のスケジュール

新卒香港人学生の就活スケジュールは、希望する職種によって異なります。例えば、公務員に応募する場合、CRE(共通採用試験)やJRE(共同採用試験)に合格する必要があります。 毎年9月頃に公務員局のホームページから申し込みができ、試験は例年12月に実施されます。志望職種が特に決まっていない場合は、大学卒業直前の5月頃から就職活動を始める学生が多いようです。

香港人学生が就活で企業を選ぶ際の基準

Universumが発表した「理想の就職先トップ100 2021 – 香港版」によると、テクノロジー大手2社が、ビジネス/商業、エンジニアリング/自然科学、ITの分野で香港人学生の理想の就職先としてトップの座を維持しています。また、工学・自然科学系の学生が選ぶ就職先ランキングでは、公的機関の香港特別行政区政府が1位に選ばれています。

2021年に香港の新卒学生が企業を選ぶ際に最も重要視した基準は「将来の高い収入」で、続く2位が「働きやすい環境」、3位が「将来性のある仕事」です。

「ワークライフバランス」は2020年2位と香港の学生の間で重要度が高い項目でしたが、2021年には順位が下がり7位となっています。また、「安定した雇用」は過去2年に比べ3ランクアップし、9位から6位となりました。この二つの項目については、新型コロナウイルス感染症による先行きの見えない香港人学生の不安感が、この様なランキングの変動を起こした主な要因であると考えられます。

香港人学生の就活状況

香港政府の調査によると、新型コロナウイルス感染症の発生に伴い、香港経済が不況となり、新卒者の就職状況も悪化しました。その中、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けているのは観光(旅行)業界と飲食業界です。香港政府のレポートによる、飲食業界の失業率は1.9%上昇し、12.9%となりました。

同調査によると2019年卒の新卒学生の場合、卒業後最初の半年は(つまり2019年後半)まだ堅調な雇用数を記録していますが、2020年に入ると雇用状況は悪化し始めました。2019年卒の新卒学生の就職率は卒業一年半後でも83%にとどまり、これは2001~2018年に記録した平均91%を下回ります。

雇用状況が悪化しているにもかかわらず、香港大学の新卒学生は内定を取っています。香港大学が発表したGraduate Employment Survey 2021 Bachelor’s Degreeによると、香港大学の新卒者は卒業後一年以内に、企業から内定を取ることができます。

 

最初の内定を取る時間 2021 2020 
5月末迄 39.9% 30.9% 
6月末迄 57.7% 46.9% 
7月末迄 72.5% 62.5% 
8月末迄 82.0% 75.2% 
9月末迄 87.5% 83.1% 
10月末迄 91.2% 87.1% 
11月末迄 94.2% 91.4% 
12月末迄 96.6% 95.3% 
1月末迄 98.5% 98.4% 
2月末迄 100.0% 100.0% 

香港でも日本同様に新卒学生の内定辞退が見られます。各大学の失業率データによると、香港大学の新卒者の失業率=内定辞退率は1.3%です。理由として企業文化や人生の方向性が異なることが考えられますが、高くても3.6%であることから内定を辞退する新卒学生は多くないと言えます。

大学 失業率 
香港大学 1.3% 
香港中文大学 3.6% 
香港教育大学 1.8% 
香港科技大学 2.1% 
香港理工大学 2.3% 
香港城市大学 1.5% 
香港浸会大学 1.5% 
嶺南大学 3.4% 

このように香港の新卒学生の就職率は高い一方で、近年は海外就職を希望する香港人学生も増え始めています。

日本で就職することを考えている学生はいる?

JobsDBの調査によると、回答者の44%が海外の就職を目指しています。その中で、日本は「海外で働きたい場所」の第5位にランクインし、22%の回答者が「日本で働きたい」と回答しています。

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