EN

外国人採用のメリット・デメリットを紹介!実際に採用した企業様の声もお届けします

目次

外国人採用のメリット・デメリットを紹介!実際に採用した企業様の声もお届けします

近年のグローバル化、国内における入管法の改正によってますます勢いを増す外国人採用。
外国人採用って実際のところどうなの?メリットとは?注意すべき点とは?そんな様々な疑問に事例も併せてお答えします。

本記事では
・外国人採用の現状
・外国人が日本で働きたい理由
・外国人採用のメリットとデメリット
・外国人採用をした企業様の声
を解説します。

最後には採用に関わる方なら役立つ資料も紹介しているので、今後外国人採用を導入するか否か検討している企業さまの参考になれば幸いです。
>>外国人採用サービスについて見る

外国人採用ニーズの高まり

厚生労働省の「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和4年10月末現在)によると、外国人労働者数は 1,822,725 人で、前年比 95,504 人増加し、届出が義務化された平成19年以降、過去最高を更新したと発表しています。全労働者に対する外国人労働者の構成比も10年間で倍増しており、外国人労働者の労働市場に占める存在感は次第に大きくなってきているといえます。

国籍別に見てみると、ベトナムが最も多く、次いで中国、フィリピンとなっています。令和3年から4年の、対前年増加率が高い主な3か国はインドネシア、ミャンマー、ネパールで東南アジア出身の外国人労働者が多いことが分かります。

外国人労働者を雇用する事業所として一番割合が高いところが製造業ですが、近年では減少傾向にあります。一方で宿泊業、飲食サービス業、卸売業、小売業、建設業などは年々増加してきています。

さらに近年、ITテクノロジーの発展により特に注目を集めているのがエンジニア部門です。特にエンジニアに関しては、海外のほうがレベルが高く、海外から採用している企業が増えてきています。高度な知識や技術を持った人材は国を超えて獲得競争が激化している状況です。

外国人が日本で働きたいとなる理由は何か

ASIA to JAPANが2023年7月に実施した、独自のアンケート「171名に聞いた!日本で働く外国人材へのアンケート結果」によると、以下の結果となりました。

チャレンジしたかったから

コロナ禍でおよそ3年間、海外はおろか外出すら思うようにできない時期が続いたことによる世界的な閉塞感が影響していると推測されます。

日本の技術や会社に興味があったから

日本の技術は世界に比べて高い水準にあります。そんな日本の技術に憧れ、若いうちから海外でキャリアを積みたいと考える外国人は多いようです。

日本文化が大好き

「日本の文化が好きだから」については、コロナ前におこなったアンケート結果ですと1位(24%)だったのに対し、2023年の結果では減少しています。減少の背景には、コロナ禍で留学や旅行の機会がなくなり、来日経験がない人が増えたことも影響していると考えられます。
ですが、
2022年から再び外国人材が日本に来られるようになり、現在訪日外国人が右肩上がりに増えていることを考えれば、この先外国人材の日本で働きたい理由は2019年のアンケート結果に回帰することが予想されます。 

日本企業が外国人を採用するメリット5つ

では、企業が外国人エンジニアを雇うことによるメリットは、どのような部分にあるのでしょうか。企業が外国人エンジニア採用を行う際に期待している点を解説します。

人材不足解消につながる

少子化に伴う労働人口減少は、日本における社会問題のひとつです。その解決策の一つとして、外国人人材を積極的に採用することによって、労働力を補う動きがあります。これから日本は労働生産人口がどんどん減少すると思われるので、長期的に考えれば国外から人材を確保することが日本にとって有利になるでしょう。

専門的な技術を持つ人材を確保できる

人材不足解消のみならず、日本では出会うことのできない海外からの優秀な人材を確保することが出来ます。特にエンジニア職であれば、彼らは母国での仕事より高度な技術を持つ日本での仕事を求めてやってきます。そんな向上心のある彼らならば、スキルだけでなく自身の職種にとどまらず新しいことを学ぼうという学習意欲や熱意も兼ね備えていると考えられるでしょう。

生産性が高まる

優秀な人材を雇ったからにはもちろん業務の生産性も向上します。さらに、前項で述べたように、外国人社員はスキルだけでなく、高いポテンシャルを持ち合わせている人が多いです。新しいことにチャレンジしていく姿勢や自身の成長に貪欲なところに日本人社員が刺激を受け、組織全体を成長させる役割も期待できるでしょう。

異なる視点の発想によって社内が活性化する

価値観や文化など、日本と全く異なる環境で育ってきた外国人の考え方は私たちに新しい気づきをもたらしてくれるでしょう。独特な観点や多様なアプローチで議論を重ねることによって、日本人では発見できなかった着眼点を見つけることができ、それが社内の活性化につながる可能性は大いにあります。

助成金を利用することが出来る

外国人雇用に対する支援策は「厚生労働省」と「経済産業省」の2つから出されています。厚生労働省から支給される助成金の方が高い確率で受給できるのでおすすめです。しかし、外国人を雇用するだけで受け取れる助成金はありません。外国人社員のために職場環境を整える、トレーニングを行うなど何らかの施策を実行し、継続的に雇用すれば受け取れる可能性は高まります。助成金をうまく使うことができれば、コストを抑えて外国人採用をすることができます。

外国人採用にはデメリットもある

外国人労働者の受け入れに時間がかかる

外国人採用は内定を出したらすぐに働く、ということが難しいです。雇用手続きは日本人とほとんど変わりません。しかし、外国人を雇用する場合は外国人労働者の雇入れを行なった旨をハローワークへ届出する義務があります。さらに、就労ビザを申請するなど慣れていない企業にとっては手続きが複雑に思えるかもしれません。

意思疎通が難しい

外国人採用において一番デメリットとなるのが、言語の壁。ハイコンテクストと言われる日本語は特に、言葉の背景や相手の意図を推測しながら会話を進めることが多いとされています。実際は指示や意図がきちんと外国人社員に伝わっておらず、コミュニケーションがうまく取れなかったということはよく起きます。

社内の受け入れ体制の準備が必要

いざ外国人の採用が決まり、入社が決まったとしても、私たち日本人の心構えがなくては外国人社員たちの不安を高めてしまいます。日本人の常識は外国人常識ではないことを理解し、文化も言語も異なる彼らを寛容に受け入れる体制を整えなくてはなりません。

また、前述したアンケート「171名に聞いた!日本で働く外国人材へのアンケート結果」によると、「仕事上のストレス」でコミュニケーションに次いで多かったのは「身近に相談できる相手がいない」でした。

来日後間もない外国人材の大多数は、日本に親しい人がいません。さらに外国人材の中には「友人をつくったり、周囲の人との関係性を深めたりするのが難しい」と感じている人も一定数いるようですなお、日本で働く中で困ったときに誰に相談したかを聞くと、多いのは「日本にいる友達」(36%)「母国にいる家族・友達」(29%)という結果になりました。

「会社の人事」と回答した人が21%しかいない点からみると、人事に相談する人が少ないからこそ、同期や外国人メンバーなど横のつながりをつくることが重要なのであり、会社側で社内のネットワークづくりについて支援を検討するのもポイントです。

 

外国人採用をした企業様の声

では実際に外国人社員を雇用した企業様にとっては、どのような変化があったのでしょうか?
ASIA to JAPAN のサービスを利用して外国人材を採用した企業様のインタビューでは以下のような声があります。

職場の活性化する

”外国人材の存在が職場全体の刺激になっています。積極的に意見を言ってくれる方が多いので、面白いアイデアが出てきたり、フットワーク軽く動いてくれたりと、職場の活性化につながっています。会社をより良くしていくための新たな気づきを得られるのは、外国人材採用の良い影響だと思います。「すごく良い人材を採用してくれた」と社員から言われることも多々あります。”

グローバリズムにプラスになる

”海外とコミュニケーションをとる際のサポートを外国人社員に依頼したり、これまでに外国人材と接する機会が少なかった部門の社員の抵抗感が減ったりと、社内のグローバリズムにプラスになっているように感じます。また、ちょっとした会話をしているときに発想の違いに気づき、それが新しいアイデアや仕事のやり方につながることもあります。”

既存社員の刺激になる

”日本で働くというチャレンジをしている外国人社員をみて、刺激を受けている人はたくさんいると思います。日本人社員の中には海外で働くというチャレンジを選択肢としてもち始めた人もいるでしょうし、いつか当社がグローバルに出るというメッセージにもなっている気がします。外国人材を採用することが会社の魅力の一つになっていると思います。”

会社全体の技術レベルの底上げにつながる

”技術面の変化です。日本だけではみつからないようなハイスキル人材を世界中から採用することで、会社全体の技術レベルを引き上げ、当社が成し遂げたい目標により早く到達できるのではないかと期待しています。”

>>ASIA to JAPAN のサービスを利用した企業様のインタビュー詳細を見る

ASIA to JAPANに相談

外国人採用をするにあたってよくある困りごととして、いい人材をどこで見つければいいのか分からない点が挙げられます。優秀な人材を雇用したいのであれば、外国人採用に特化した人材会社に紹介してもらうのが一番良い手段だと言えるでしょう。

ASIA to JAPANではアジアトップクラスの大学から学生を集客しているため、それぞれの会社のニーズに合った優秀な人材を採用することが出来ます。また、一部の大学には日本語授業を無償で提供しており、日本語力の高い学生も数多くいます。

外国人採用で不安な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

この記事をシェアする!