ASIAtoJAPANは2022年9月6日から9月19日、13日間にわたりインドを訪問しました。マドラス、カルール、プネ3都市を移動し日本語授業を提供する大学を視察、先生方に現地の状況を伺いました。
2022年のインド訪問の記録を4回に分けてお届けします。
- IITマドラスを訪問。今年度のIITプレースメント最新情報をヒアリング
- カルールで日本語学習プログラムの提供を拡大
- プネで新規の日本語学習プログラムを開始
- FAST OFFERに参加するインドの学生と交流会を開催
本記事では「カルールで日本語学習プログラムの提供を拡大」についてご紹介します。
インド南部の都市カルールでFAST OFFERの提供を拡大
訪問したカルールはインド南部、タミル・ナードゥ州に属する地方都市です。
カルールへは同州の沿岸部にある州都チェンナイから深夜電車に6時間揺られ到着しました。飛行機で訪れても各空港から車移動で3時間ほどかかる場所に位置し、改めてインドの広大さを実感します。
今回カルールを訪れた大きな目的は、FAST OFFERのプロジェクトを新しい大学へ提供開始するためのリレーションづくりです。
カルールで日本語を教えるアショック先生からの紹介や現地の口コミで、FAST OFFERの輪が確実に広がっています。
州都から遠く離れた地方の都市とはいえ、カルールには約93万ほどの人々が暮らし、優秀な学生が集まる理系大学も存在します。今後もASIAtoJAPANより日本語学習プログラムを提供し、インドの優秀なエンジニアと日本企業のマッチングの機会を増やしていきます。
カルールの地域トップ校を訪問
今回、新しくFAST OFFERに参加する大学とのリレーションづくりに加え、すでにプログラムを提供している2校を訪問してきました。
訪問した2校は、それぞれ各地域トップの工科大学。日本で例えるなら都道府県の主要な大学、地域の優秀な学生が集まります。
チャレンジ精神旺盛で日本語を学ぶ彼らは、モチベーションも高くインドの地方都市から日本へ働きに行きたいと願う学生も多くいます。
コングー工科大学
コングー工科大学(Kongu Engineering College/KEC)では、大学オーナーや学長をはじめとするトップ層に出迎えていただきました。
クマラサミー工科大学
クマラサミー工科大学(M.Kumarasamy College of Engineering/MKCE)はFAST OFFERのプログラムを通して日本企業への就職実績もある大学です。
コングー工科大学と同様、トップ層にお出迎えしていただき日本語学習プログラムに参加する学生たちとも対面してきました。
高度外国人採用はインド地方大学へ視野を広げるのも選択肢
近年、インド国内の年収の上昇や世界中からインドのエンジニアへオファーがある状況で、インド工科大学(IIT)やインド都市部の理系大学の学生獲得は困難になってきています。
オファーが集まる優秀な学生を採用するためには、世界トップ水準の年収を提示する必要があります。
日本の企業がこれまでと同じ年収額でインドのエンジニアを採用したい場合は、インドの地方都市にある大学を視野に入れることも選択肢です。
もちろんインドの地方まで足を伸ばすのは容易いことではありません。しかし地方の優秀な学生を日本の給与水準で獲得できるチャンスが十分にあります。ASIAtoJAPANでは日本にいながら海外の優秀な学生を採用できるイベントを開催しています。
今回、訪問したカルールも日本語が話せる優秀な理系学生がいる地方のひとつです。日本での就職チャンスを掴むため、多くの学生がFAST OFFERを通じて日本語を学んでいます。
インドのエンジニア採用を考えている企業様はぜひASIAtoJAPANへお気軽にご相談ください。