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技能実習制度の費用[コラム]杉田昌平弁護士

技能実習制度の費用・杉田昌平弁護士

目次

今年、OTIT 外国人技能実習機構から技能実習の費用に関する調査結果が公表されました。
これについて杉田弁護士のコラムをお送りします。


杉田昌平

寄稿者
弁護士 杉田昌平(弁護士法人Global HR Strategy 代表社員)
詳しいご紹介はこちら


少し前ですが、技能実習の費用に関する調査結果が公表されましたね。これで、送り出しに関する入国前の費用、入国後の監理費等の費用が明らかになりました。

来日の費用がベトナムで約68万円、中国で59万円、カンボジアで約57万円、ミャンマーで約28万円、インドネシアで約23万円、フィリピンで約9万円とあります。
この費用と来るまでに要する研修期間という費用と期間の組み合わせでいえば、日本は圧倒的な最難関の移動先です。送出国から見れば、むしろこの費用と期間なら別の国に行った方が良いと考えても良いですし、実際、日本に向けた数より多くの方が台湾やマレーシアに移動している国もありますが、それでも訪日することを選択する人がいるというのは、よく見ないといけない事実です。
なぜ、こんなにも高いハードルがあるのに、日本は選ばれているのか、そのメカニズムについての議論を数のアプローチからしないと、国際労働移動のメカニズムは、解明されないですね。

【入国前の費用】

「技能実習生の費用負担に関する実態調査(令和4年7月)」
概要(PDF)
調査結果(PDF)
調査票(PDF)

【入国後の費用(監理費)】

「監理団体が実習実施者から徴収する監理費等の費用に係るアンケート調査について」(令和4年1月)
概要(PDF)
調査結果(PDF)
アンケート記載要領(PDF)
アンケート表(PDF)
記載例(PDF)

 

 


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(関連リンク)
OTIT 外国人技能実習機構
出入国在留管理庁

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