【IITプレースメント速報!】過去最高給与オファー額を更新!2024年度のインド工科大学採用面接会
2024年12月1日より、インド最高峰の大学群「インド工科大学(Indian Institutes of Technology)」(以後:IIT)の採用面接会である、「IITプレースメント」が実施されました。
IITとは、Old IITと括られる7校と、New IITと括られる16校を合わせた計23校で成り立つ大学群です。
※IITの詳しい解説はこちら
ASIA to JAPANは長年23校全てのIITと関係を築いており、毎年行われるIITプレースメントへの日本企業参加を支援しています。
先日行われた2024年IITプレースメントでの採用支援では、内定承諾率95%を実現しました。
■プレースメントとは
「IT」「通信」「メーカー」「自動車」などを中心とした世界的大手企業では、インド工科大学(IIT)の卒業生が世界トップレベルのエンジニアとして活躍しています。
プレースメントとは、IITの優秀な人材を採用するために大学が主催する面接会で、指定された期限内で選考を終える必要があります。
IIT学生の採用は、常に行えるものではなく、12月に行われるこの面接会「プレースメント」への参加が必要なのです。
そのため、期間外でのヘットハンティングなどはできません。
2024年度は、引き続きオンラインとオフラインの両方式で実施されました。
ただ訪問した大学でヒアリングすると、参加企業の約8割が対面面接を実施されたとのことで、徐々にコロナ禍以前のようなスタイルに戻りつつあるのかもしれません。
■2024年は内定承諾率95%を達成!
2024年のIITプレースメントでは、ASIA to JAPANが支援する日本企業全体を見ると、内定承諾率95%を達成しました。
・ASIA to JAPANとIIT各校との関係
ASIA to JAPANは、日頃からIIT全23校に対してオンラインだけでなく、実際に大学訪問するなど密にコミュニケーションを取ることで、互いに良好な関係を築いてきました。
またこれまで多くの卒業生を内定に繋げてきた実績があるため、日本企業と繋がり学生の内定へのきっかけを作るためIIT側も快く訪問を受け入れてくれています。
・日本屈指のプロフェッショナルカンパニー
プレースメントは通常の学生採用とシステムが異なります。
そのため、初めて挑む企業はプレースメント開始日が迫るにつれ、ハードルが上がっていくのではないでしょうか。
その理由が「スロット(日程)」と呼ばれるスケジュールの枠の争奪戦、そして希望する優秀な人材が自社のスケジュール枠までに残っていない可能性があるということ。
採用条件や提示年収が、スロットの振り分けや採用の結果に直結します。
特に人気がある「Old IIT」では、優秀な人材を求める世界の名だたる企業と競わなければなりません。
一般的な日本企業が提示する条件だけでは、戦いきれないというのが現実です。
※プレースメントについて詳しくはこちら
そんな中、ASIA to JAPANは、IITを熟知した日本屈指のプロフェッショナルカンパニーです。
各大学の学生の相場感を理解しており、優秀な人材を求め世界各国の有名企業がスロット獲得に向け動くことを知っています。
競合が多い中でいかに人材を無理なく獲得できるかを提案できる数少ない企業だと自負しています。
・ASIA to JAPANの支援とは
IITを熟知しているからこそ各企業様への支援は徹底して行います。
まず「企業が求める人材がIITのうちどの大学で出会えるのか」を提案します。
初めて参加する企業に多いのが「トップ校から順に優秀な人材が揃っている」と誤解されていることです。
日本の大学と違い偏差値は学部ごとに異なります。
そして大学順位よりも学部を優先的に選ぶ傾向にあります。
要約すると、トップ校で人気の学部の定員が埋まれば、別校の同学部に入学するということです。
ASIA to JAPANでは、企業が求める人材と採用条件をヒアリングしたうえで、オファーを獲得しやすく、さらに高スロット(早い日程の選考スケジュール枠)の確保が望める大学を選定し、企業ごとにIIT採用専用の辞典を作成しています。
企業ごとに、IITプレースメントに特化したおすすめ大学の順番や、断られた際の対応方法などをまとめたものです
・新たに得た“発言権”
長年プレースメントで採用支援してきた結果、IITとの関わり方に今年は少し変化がありました。
それが「発言権」です。
昨年までは参加日程の希望を伝えても連絡が通達のみで、IITから指示された日にちで対応してきました。
しかし今年は、例年同様に日本企業の参加可能日程を伝え、意向に沿わず日程が合わない場合辞退する旨を伝えると、IIT側から日程変更を提案されるケースが増えました。
さらに日本企業の誘致依頼があるなど個別の連絡が入るようになり、今まで以上に提案が通るようになりました。
IITは今、日本企業の繋がりを求めています。
さらに今までの実績が実を結んだ結果だと考えています。
今後は今まで以上に、日本企業への就職支援が行いやすい環境になるのではと予想しています。
■「ASIA to JAPAN」は貴重な相談窓口
ASIA to JAPANは日本企業への就職支援、大学訪問で意見交換するなど長年かけてIIT全23校と良好なネットワークを築き上げてきました。
その結果「日本企業について相談するなら”ASIA to JAPAN”」との認識を獲得し、IITの貴重な相談窓口的な存在として地位を確立できました。
また日本国内では唯一「IITと深い関係が構築できている日本企業である」と、認識されています。
その結果、他社では真似できない早期面接会「IIT FAST OFFER JAPAN DAY」を設けることもできました。
通常のプレースメントは、企業が提示する採用条件をもとにIITが面接のスロットを決めるなど、IITが全権を握るスタイルです。
しかしJAPAN DAYでは長年の信頼関係と今までの採用支援実績から、ASIA to JAPANが日本企業とIITの間を調整し、「日本企業」が希望する時間で面接ができるスタイルを確立しました。
過去の採用実績が少ない、また初めてプレースメントに参加する企業は、採用ルールや方針が異なる国での採用に困難を極め、企業の負担が重くのし掛かるでしょう。
しかし、諦める前に一度ASIA to JAPANにご相談ください。
日本企業とIITの架け橋になれるよう、ASIA to JAPANは今後もIITとの関係性を強化していきます。
■IITプレースメント速報(2024年)
2024年のプレースメントで注目すべきオファーを速報でお知らせします。
・速報① Old IIT マドラス校が最高給与パッケージを更新
昨年度は欧米企業の動きが鈍化傾向にあったためオファー額が伸び悩みましたが、2年ぶりに最高給与パッケージが更新されました。
過去最高額が2022年の日本円で約6,000万円だったのに対し、今年はさらにアップしRs 4.3 Crore(約7,800万円)のオファーが提示されました。
こちらは、米国トレーディング会社のJane Street社がマドラス校の学生に対し基本給、ボーナス、リロケーションなどの手当を含む額として提示された金額ですが、欧米企業の動きが戻りつつあることが予想されます。
・速報② 採用市場の回復
最高金額の更新でも軽く触れましたが、2023-24年シーズンでは欧米諸国の経済低迷も影響し、内定を獲得した学生の数は前年度比15%~30%減少傾向でした。
しかし今シーズンでは国内・海外企業の採用ニーズが回復し、参加企業や内定獲得数も増加しました。
これにより日本企業にとって競合が増える懸念があり、希望条件にマッチし高確率で内定承諾を得られる大学選定の精度を高める必要があります。
・速報③ インド国内企業のオファーも魅力的に
アルゴリズム取引やサイバーセキュリティなどに強みを持つインド国内企業複数社は、Rs 65 Lakh – Rs 1.65 crore(1,200万円-3,000万円)ほどの金額でオファー提示しました。
インド国内でも魅力的なオファーが年々増加傾向にあります。
※インドの通貨
通貨の表記:ルピー(Rs もしくは INRで表記)
数の数え方:1 lakh – 10万, 1 Crore – 1,000万
■訪問大学
プレースメント期間中にマドラス校とデリー校を訪問し、プレースメントの進捗などをヒアリングしました。
※「Old IIT」「New IIT」の括りについてはこちらをご覧ください
・IITマドラス校
インドのネルー首相が1959年に旧西ドイツを公式訪問し、同国政府からインドに高等技術機関を設立するための支援を受けたのが始まりで、旧西ドイツの技術、学術、財政支援を受ける形でインド3番目のIITとして設立されました。
現在、IIT23校のうちランキング1位のトップ大学です。
毎年マドラス校のプレースメントで採用支援しているため、今回の訪問ではプレースメントに携わる教授たちや支援先の学生チームに内容や感想をヒアリングしました。
Day1でも2スロット合わせて80社以上が参加されており、外資系企業は全日程で15社以上が参加されました。
インターンシップ段階でも既に250名以上が内定獲得しており、今年は昨年に比べても結果が良かったそうです。
マドラス校は2026年から全学部で半年間のインターンシップを実施することを検討していることがわかりました。
現在、半年間のインターンシップを実施しているのはエンジニアリングデザイン学部のみです。
このことから、大学側が就職先の先細りに危機感を覚え、学生の就職率を上げるために企業との距離を縮めていることがわかります。
教授陣は、一定額のオファーはある前提だが何より自身がどうキャリアアップできるかを気にする学生が多かったと感じたそうです。
・IITデリー校
1961年にCollege of Engineering & Technologyの工学部のみの単科大として設立されました。
1963年に制定された技術研究所法(改正)に基づき現在の校名に改名されています。
現在、IIT23校のうちランキング2位のトップレベル大学です。
こちらも事後ヒアリングを目的に訪問しました。
デリー校は地域的な影響もあってか比較的企業に対して強気な対応をとる傾向にあるように感じました。
しかし、実際はマドラス校と同じく就職先の先細りの影響を受けており、企業誘致に力を入れています。
Day1,2ともに2スロットを開けており、初日だけで60社以上の企業が参加されました。
Day3以降は1スロットのみだったそうですが、デリー校は毎年スロットの数が変わるため来年も同じになるかわかりません。Day1では300人以上が内定を獲得しています。
年間3,000人近くが卒業する同校ですが、企業に人気あるコンピューターサイエンス系の学生は一部であり、そのほかの学部の生徒は就職先を見つけるのが難しいという状況が続いているそうで、この現状を打破したいとお話を伺いました。
■New IITの優秀な学生と出会える「JAPAN DAY」
「New IITは、優秀な学生が眠る穴場である」
プレースメントに参加する企業の多くが注目するのが、IITの中でも設立年が古い学校であるOld IITの7校です。
IITの中でも特に狭き門と言われており、人気の学部を中心に優秀な人材が集まっていると言えるでしょう。
そのため日本企業は世界中の企業と人材確保を競い合わなくてはなりません。
もちろん好条件の企業から優先的に内定承諾を得るため採用するのは困難を極めます。
しかしIITは全部で23校あります。
比較的新しく設立した16校はOldよりも劣った学生しかいないのかというと、答えは「否」です。
IITは、成績優秀者から順に希望大学に入学します。
そのためIT系など人気の学部はすぐに定員が満たされるのですが、IITの学生は希望学部に進学することを優先するため、Old IITの他学部と比較してNew IITのIT関連の学部の方が偏差値が高いということがよくあります。
これは、日本の学生と考え方が違うところです。
※詳しくはこちらをご覧ください
・知らなきゃ損な「New IIT」
繰り返しになりますが、Old IITには優秀な学生が集まっていることを、世界中の企業が知っているため、プレースメントでは激戦を繰り広げることになります。
一方の、New IITはOld IITに比べてあまり注目されない傾向にあります。
しかし、前述した通り、上位成績者の多くが希望する学部を求めNew IITに通っています。
Old IITに行けるほど優秀な学生が、低い倍率で獲得可能となる点が、New IITを穴場と言える所以です。
プレースメントの参加を検討する企業は、改めて求める人材について見直してみると良いかもしれません。
Old IITのネームバリューだけに注目して、渡航費や人件費をかけて半ば賭けのように競争することに費用対効果はあるのでしょうか。
・IIT FAST OFFER JAPAN DAY
ASIA to JAPANでは、「IIT FAST OFFER JAPAN DAY(以後:JAPAN DAY)」というNew IITの学生を対象にした面接会をオンラインにて実施します。
12月1日からのプレースメント以前にIIT全23校に対して採用活動を行う事ができません。(インターンシップは除く)
しかし、ASIA to JAPANは、築き上げてきた関係値から、早期面接会を実施する機会を得る事ができました。
面接の流れはプレースメントに似ていますが、スロットや面接するタイミングについては日本企業の都合に合わせる事ができます。
また、参加者は日本での就職を望む学生のみとなるため、内定承諾率が95%と通常のプレースメントに比べて企業側の採用の見通しがつきやすいメリットがあります。
来年度は「会社の強み」や「キャリアパス」の提示、「インターンシップ」の活用が鍵を握ると予想
2024年のIITプレースメントの振り返りをお伝えしました。
今年は、欧米企業の参加増やインド国内企業のオファー額上昇が速報ポイントになりましたが、来年以降もこの2点はさらに加速すると考えられます。
加速度によっては、日本企業にとって辛い時期が来ることも予想できます。
そんな中、競合と渡り合うためにIIT学生の特徴を理解することが大切になるかもしれません。
今年の学生は例年と少し異なり、年収よりも自身のキャリアアップを重視した内定を承諾している傾向にあります。
これは国内企業でも、ある程度納得いくオファーを提示するようになってきたため、自分の意思を全面に出しやすくなったのではと考えています。
そうした傾向を鑑みて、来年のIITプレースメントでは「会社の強み」や「キャリアパス」について具体的に提示することが、学生の納得を得やすく採用の鍵を握るのではと予想します。
もちろん全体的に年率5%オファー額が上がっているので、現状の5%以上提示することが必要になりますが、恐らく欧米の有名企業が採用を強めてくると考えれば、金額での勝ち目はなきに等しいです。
そのために、学生の特徴を理解し上記2点について提示することが大切です。
そして、人材の相場に合わせた大学選択も今後はより重要となっていくでしょう。
トップ校は難しいと判断した場合は柔軟な大学変更がおすすめです。
近年インターンシップの活動が活発化しているので、人的余裕がある場合はインターンシップの受け入れをすることで優秀な人材を獲得するチャンスを得られる可能性があります。
IIT学生の採用でお困りの方は、ASIA to JAPANに気兼ねなくお問い合わせください。
引き続き、IITとは年間を通したオンラインでのやり取りはもちろん、継続的な現地訪問も行い関係強化に努めます。